この記事でわかること
- アメリカの干ばつの影響で牛肉価格は2024年にはさらに上昇するとの発表があった。
- 日本ではアメリカ牛の輸入に頼っており影響は出ると予想される。
- 人口増加、環境問題により今後牛肉に関する物価が上昇することから代替肉の検討が始まるのではと予想される。
2024年にはさらに牛肉価格が上昇すると発表
アメリカの食品宅配サービスを運営しているGood Ranchers (グッド・ランチャーズ)は、今月1日干ばつにより牛の減少が続く中「食肉不況が襲い、供給が逼迫(ひっぱく)している」と警鐘を鳴らした。
アメリカのニュースメディア、FOXBusiness(米メディア)によると干ばつの影響で牛を飼育することが困難になり殺処分をしなければいけない状況になっているという。(※1)
地域によるが殺処分などにより牛の数が最大11%減少した地域もあるとのこと。
今後牛肉の需要増加とと供給の減少により2024年にはさらに牛肉価格が上昇すると予想している。
※1「FOXBusiness」
日本への影響は
日本では「オーストラリア」「カナダ」「アメリカ」「ニュージーランド」で主に牛肉を輸入をしているが、2022年の時点で牛肉輸入はオーストラリアを抜きアメリカ牛の輸入に頼っている。(※2)
このことから日本でも牛肉の価格が上昇することは明らかであり家計に影響が出てくると言えるだろう。
※2「農畜産業振興機構」
代替肉の普及がすぐそこまできている
アメリカ牛をはじめ環境問題や人口増加の影響はすぐそこまできている。
日本では、円安、需要と供給のバランスの崩壊により全体の輸入食品の価格も跳ね上がっているなか、牛肉の価格はさらに上がると予想される。
そこで代替肉を食べるという選択肢が出てくる人も増えるのではないだろうか。
どちらにせよ今後、牛肉価格が上昇するということを知り何かしらの対策をする必要があると言える。
まとめ
FOXBusiness(米メディア)の1日の発表はこれからの日本における牛肉価格の上昇を意味している。
これからの代替肉の期待値もここ数年で上がっていくのではないだろうか。
日本国内でも代替肉を使うアレンジレシピが増加しており食の変革期がきたのかもしれない。