この記事でわかること
- 2015年インテグリカルチャー株式会社が設立
- 大手企業がぞくぞくと出資(19億円と超える)
- "CulNet System™"の開発で培養肉の大量生産の実現を目指す
インテグリカルチャーとは
会社名 | インテグリカルチャー株式会社 |
代表取締役 | 羽生 雄毅 |
資本金 | 1億円 |
設立年月日 | 2015年10月23日 |
所在地 | [本店] 〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-3 7階 ※登記上の本店 [新宿オフィス(東京女子医科大学内)] 〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 TWIns 3階 N101 [湘南事業所] 〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26-1 湘南ヘルスイノベーションパーク 12-15 BW1M-2130 |
事業内容 | 汎用大規模細胞培養システム "CulNet System™"を用いた有用成分、化粧品、食品、細胞培養肉の研究開発 |
インテグリカルチャー株式会社は、2015年に設立された、汎用大型細胞培養装置「CulNet System™(カルネットシステム)」を用いた有用素材、化粧品、食品、細胞培養肉などの研究開発を行う企業です。
細胞培養技術を応用した製品を数多く開発しており、現在、日本国内で販売されている細胞培養肉もその一つです。
人工培養肉の未来の可能性に調整しているスタートアップ企業
インテグリカルチャー社は、人工培養肉の将来の可能性を調整するスタートアップ企業である。
世界の人口が増え続ける中、食肉の需要も高まっている。しかし、畜産に利用できる土地は限られている。
そこで、人工的に食肉を生産することで、高まる食肉需要に対応できる可能性があります。
インテグリカルチャー社は、家畜を必要とせず、人工的な環境で食肉を培養(人工培養肉)する方法を研究開発している。
これは、土地の利用効率が高いだけでなく、生産過程に動物が介在しないため、より人道的であると考えられる。
今のところ、同社は少量の人工肉を作ることに成功しているが、最終的には大量生産できるようにすることが目標である。
これが成功すれば、食肉業界にとって大きな変革となり、環境や動物福祉にも良い影響を与えることができるだろう。
培養フォアグラも開発に成功
インテグリカルチャー社は、フランスで一般的な肝臓料理であるフォアグラの培養開発にも成功しました。2022年に培養フォアグラが発売されるとのこと。
インテグリカルチャー社の培養フォアグラは、より人道的な方法で作られており、実験室で培養された細胞を使用します。
数々の企業が投資を行う
インテグリカルチャー社は、第三者割当増資で7.8億円(累計資金調達額は約19億円を超える※1)を調達し、設備投資や研究者の採用資金に充当するなど大手企業が続々と出資している。
※1:2022年1月情報
インテグリカルチャー株式会社のQ & A
インテグリカルチャーの会社概要は?
会社名 | インテグリカルチャー株式会社 |
代表取締役 | 羽生 雄毅 |
資本金 | 1億円 |
設立年月日 | 2015年10月23日 |
所在地 | [本店] 〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-3 7階 ※登記上の本店 [新宿オフィス(東京女子医科大学内)] 〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 TWIns 3階 N101 [湘南事業所] 〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26-1 湘南ヘルスイノベーションパーク 12-15 BW1M-2130 |
事業内容 | 汎用大規模細胞培養システム "CulNet System™"を用いた有用成分、化粧品、食品、細胞培養肉の研究開発 |
蛋白(タンパク)源不足問題とは?
タンパク源の不足問題は、現在、世界が直面している大きな問題です。
2050年には世界人口が97億人を超えると予想されており、タンパク質の需要は大幅に増加することが予想されています。
この需要に応える方法のひとつが、人工肉の生産である。
CulNet System™とは
「CulNet System™(カルネットシステム)」は、インテグリカルチャー社が開発。
汎用性の高い低コスト細胞培養プラットフォーム技術で、動物細胞からなる食品や皮革など、さまざまな分野への応用を想定した知的財産です。
数千万円かかっていた細胞培養を、「CulNet System™(カルネットシステム)」という独自の培養装置により、低コストで大量かつ応用範囲の広い細胞培養に進化させている。
まとめ
インテグリカルチャー株式会社は2015年設立のスタートアップ企業です。
将来性があり大手企業が出資を行なっており今後の活躍に期待できます。
食糧危機の解決にもなる人工培養肉の最前線を走り続けているインテグリカルチャー社に目が離せません。