この記事でわかること
- インテグリカルチャーは、「I-MEM」の受注を全世界で開始した。
- Atlantis Bioscience社(シンガポール)と1年間の販売代理店契約を締結。
- 10月26日(水)よりシンガポールで開催される「AGRI-FOOD TECH EXPO ASIA 2022」に初出展する。
インテグリカルチャー|Atlantis Bioscience社と販売代理店契約を締結
動物由来の細胞から食品や原材料を生産する「細胞農業」で持続可能な世界を目指すインテグリカルチャー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:羽生結弦)は、10月26日(水)より、食品原料のみを原料とした独自開発の無血清基礎培養液「I-MEM」の受注を全世界で開始したと発表した。(※1)
食品原料のみで開発した無血清基礎培地「MEM(I-MEM)」
第一弾として、シンガポールのAtlantis Bioscience社と1年間の販売代理店契約を締結し、シンガポール市場への展開を開始した。
これに伴い、10月26日(水)よりシンガポールで開催される「AGRI-FOOD TECH EXPO ASIA 2022」に初出展するとのこと。
※1「I-MEM(アイメム)より」
Atlantis Bioscience(アトランティス バイオサイエンス)とは
Atlantis Bioscience(アトランティス バイオサイエンス)は、「食品」「栄養」「細胞」「遺伝子治療」「再生医療」「化粧品」「創薬」「薬剤開発」などのトランスレーショナルリサーチの支援に特化した、ディストリビューターである。
同社は東南アジアにおける複数ブランドのマスターディストリビューターであり、独自の細胞治療製品を開発している。
I-MEM(アイメム)とは
インテグリカルチャー社独自の基礎培地「IMEM(アイメム)」は、細胞培養に広く用いられている研究用培地に含まれるアミノ酸や糖類を原料としています。
「IMEM(アイメム)は、従来使用され高価であったウシなどの動物由来血清を使用せず、食品として認可された成分のみで作られています。
今後の発展
当社独自の細胞培養装置「CulNet®︎ system(カルネット システム)」を用いた培養コストは、動物性血清を用いた培養液の約60分の1と推定。
インテグリカルチャーは、培養肉製造の大きな課題であった培地の原料の食品化とコストダウンに成功しました。
世界の培養肉メーカーの課題であった「安くて食べられる無血清の基礎培養液」を世界で初めて実用化したのである。
インテグリカルチャーに関するQ & A
- インテグリカルチャーとは
- CulNet System™とは
インテグリカルチャーとは
2015年 インテグラル・カルチャー株式会社設立。
培養肉の大量生産を目指し、「CulNet®︎ system(カルネット システム)」の開発に注力。
大手企業が19億円以上を出資している。
CulNet System™とは
CulNet System™(カルネットシステム)は、汎用性の高い低コストな細胞培養プラットフォーム技術として、インテグリカルチャー社が開発したものです。
まとめ
インテグリカルチャー社では、「I-MEM」の受注を全世界で開始しており、今後、人口肉の市場拡大に大きな役割を果たすことになると考えています。
人口肉の市場拡大に伴い、インテグリカルチャー社の今後のさらなる成長を期待したい。